古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、偉人たちの優れた言葉を「名言」として残してきました。
今回は、幕末の思想家・吉田松陰の名言の中から、時を超えて現代においても人生に様々な示唆を与えてくれる「名言」を独断と偏見で選んでみます。
大器をつくるには、急ぐべからずこと
吉田松陰の名言
今回は「大器をつくるには、急ぐべからずこと」という吉田松陰の言葉について見てみることにしましょう。
吉田松陰について
吉田松陰(1830年9月20日〜1859年11月21日)は、日本の武士(長州藩士)、思想家、教育者。山鹿流兵学師範。一般的に明治維新の精神的指導者・理論者・倒幕論者として知られる。私塾「松下村塾」で、久坂玄瑞、高杉晋作、伊藤博文、山縣有朋、吉田稔麿、入江九一、前原一誠、品川弥二郎、山田顕義、野村靖、渡辺蒿蔵、河北義次郎などの面々を教育していき、後の明治維新で重要な働きをする多くの若者に思想的影響を与えた。
吉田松陰は、塾生に何時も、情報を収集し将来の判断材料にせよと説いた、これが吉田松陰の「飛耳長目(ひじちょうもく)」である。自身東北から九州まで脚を伸ばし各地の動静を探った。萩の野山獄に監禁後は弟子たちに触覚の役割をさせていた。長州藩に対しても主要藩へ情報探索者を送り込むことを進言し、また江戸や長崎に遊学中の者に「報知賞」を特別に支給せよと主張した。吉田松陰の時代に対する優れた予見は、「飛耳長目」に負う所が大きい。
引用元:Wikipedia
「大器をつくるには、急ぐべからずこと」とは?
「大器をつくるには、急ぐべからずこと」という吉田松陰の言葉ですが、
優れた才能を作るには、急いではいけない
という意味になります。
「大器晩成」という言葉がありますが、一朝一夕に知識は身につきません。また、物事に対する判断力も思考力もベースとなる知識がなければ発揮することはできません。
「大器をつくるには、急ぐべからずこと」
現代において人材不足が叫ばれていますが、優れた人材を育成するには、焦らず、基礎を大事にして、時間を掛けて育成しなければならないということでしょう。
偉人たちの言葉は、私たちが生きる上で多くの気づきを与えてくれます。偉人たちの言葉を参考にしながら、人生を豊かなものにしていきたいものですね。