古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、偉人たちの優れた言葉を「名言」として残してきました。
今回は、400年に及ぶ大変の世を作り上げた徳川家康の名言の中から、時を超えて現代においても人生に様々な示唆を与えてくれる「名言」を独断と偏見で選んでみます。
己を責めて人を責むるな
徳川家康の名言
今回は「己を責めて人を責むるな」という徳川家康の言葉について見てみることにしましょう。
徳川家康について
徳川家康(1543年1月31日〜1616年6月1日)は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将・戦国大名。江戸幕府の初代征夷大将軍。三英傑の一人。「海道一の弓取り」の異名を持つ。
徳川家康は実学を好み、『論語』『中庸』『史記』『貞観政要』『延喜式』『吾妻鑑』などの書物を関ヶ原以前より木版で、大御所になってからは銅活字版で印刷・刊行していた。また『源氏物語』の教授を受けたり、三浦按針から幾何学や数学を学ぶなど、その興味は幅広かった。
古典籍の蒐集に努め、駿府城に「駿河文庫」を作り、約一万点の蔵書があったという。これらは御三家に譲られ、「駿河御譲本」と呼ばれ伝わっている。
徳川家康は、中国の人物として劉邦、唐の太宗、魏徴、張良、韓信、太公望、文王、武王、周公を尊敬している。着目すべきはすべて周・漢・唐時代の人物で前王朝の暴君を倒して長期政権を樹立した王(皇帝)とその功臣の名が挙げられている。日本の人物では源頼朝を尊敬していた。
引用元:Wikipedia
「己を責めて人を責むるな」とは?
「己を責めて人を責むるな」という徳川家康の言葉ですが、
失敗した時は、自分を責めるべきで、他人を責めてはいけない
という意味になります。
己を責めて人を責むるな
で思うこと
人は人生の中で大小様々の失敗をします。
失敗には当然失敗に至る理由があるわけですが、「〇〇さんのせいで失敗した」といった具合に、他人に失敗の理由を転嫁しがちです。
しかし考えてみると、最終的に決断したのは、あくまで自分自身だということを考えなければなりません。人を責める前に、自らの判断ミスを責めるべきだと言えるでしょう。
人を反省させて変えることは中々できませんが、自分が反省して変わることは心がけ次第で可能なのです。
偉人たちの言葉は、私たちが生きる上で多くの気づきを与えてくれます。偉人たちの言葉を参考にしながら、人生を豊かなものにしていきたいものですね。