古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、偉人たちの優れた言葉を「名言」として残してきました。
今回は、世界的な企業であるホンダの創業者として知られる本田宗一郎の名言の中から、時を超えて現代においても人生に様々な示唆を与えてくれる「名言」を独断と偏見で選んでみます。
進歩とは反省の厳しさに正比例する
本田宗一郎の名言
今回は「進歩とは反省の厳しさに正比例する」という本田宗一郎の言葉について見てみることにしましょう。
本田宗一郎について
本田宗一郎(1906年11月17日〜1991年8月5日)は、日本の実業家、技術者。輸送用機器メーカー本田技研工業(通称:ホンダ)の創業者。
本田宗一郎は、従業員から親しみをこめて「オヤジ」と呼ばれていたが、一方で共に仕事をした従業員は共通して「オヤジさんは怖かった」とも述べている。作業中に中途半端な仕事をしたときなどは怒声と同時に容赦なく工具で頭を殴ったり、実験室で算出されたデータを滔滔と読み上げる社員に業を煮やし「実際に走行させたデータを持ってこい」と激怒して灰皿で殴るなどしていた。しかし、殴られたはずの者よりも、殴った宗一郎の方が泣いていたということもあったという。また怒る際、「よくお前が可愛いから怒るというが、俺はお前が本当に憎いから怒ってんだ」と言ったという。
また、技術者の服装として「白いツナギ」に強いこだわりを持っていたことでも知られる。これは「汚れが目立てば汚さないように努め、機械本体もきれいに使うようになる」という考えに起因するもので[30]、本田の死後もホンダ社内では、技術系の社員は(社長も含め)基本的に全員白いツナギを着用する慣習が続いている。
引用元:Wikipedia
「進歩とは反省の厳しさに正比例する」とは?
「進歩とは反省の厳しさに正比例する」という本田宗一郎の言葉ですが、
進歩のためには失敗への反省が不可欠で、自らに厳しく反省できるかが進歩を決定づける
という意味になります。
失敗なき進歩はほとんどありません。
失敗し、問題点を洗い出し、それを改善していく。その“反省”の繰り返しによって進歩は生まれていきます。
「進歩とは反省の厳しさに正比例する」
一方、人は自分には甘くなりがちです。自分に甘ければ、問題点の洗い出しも甘く、改善も甘くなり、期待する進歩は得られません。
だからこそ自らに厳しく“反省”することが、“進歩”度合いを左右するわけで「自らに厳しくすること」なしに成功を手に入れることはできないでしょう。
偉人たちの言葉は、私たちが生きる上で多くの気づきを与えてくれます。偉人たちの言葉を参考にしながら、人生を豊かなものにしていきたいものですね。